2021/10/02

どうも。

9月32日ということで、時間の経過を受け入れられずにおりますが皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

 

最近ですけど、ついに座って作業し始めるだけで気持ち悪くなってしまってですね。これはちょっとやばいぞってことで体をマッサージしながらパソコンを弄っています。

結論を言うとうなじの辺りがちょっと押すだけであり得ないくらい痛い&解すとちょっと楽になったので「ここだ…絶対ここだ…」ということで鍼灸院を予約しました。これでよくなるといいんですけどね…あと脇下も押すと致命的に痛かったのでみんなもやってみてください。

 

久々に対面のレッスンを再開してですね。

上手な人もこれからだなって人(自分)も入り混じったクラスなのですが、見ていて「ああ、この人は自分をどう見せようかが大切なんだなあ」と思うことが多かったですね。性格の表現、年齢の表現、職業的な表現など…

 

ここで話が一瞬逸れるんですけど、YouTubeで大御所声優さんが業界に言及したりするチャンネルがありましてね。タイトルによっては勉強と思って時々見ています。そこでよく言われるのが「今の新人は個性が〜」という話ですね。昔は声も演技も特徴的な人が多くて、その人たちが時代を創ってきたと…それに対して今の新人はそれが足りないと…なるほど、と思います。母数が多いから尚更ね、生き残るには必要ですよね個性。

登竜門付近を取り上げたらそりゃ未熟な人ばっかりだろうになあとも思いますけどね。現実を知らせるという意味では優しいのかもしれないけど、引き上げようという気はないんだな…といつも思ってしまいます。しくじったらさよなら。持ってる人しか生きていけない。そういう業界だっていうのは分かるけど。

 

で、話を戻しますけど。

「個性を出そう!」と一人で頑張ってる姿って見ててすごく閉鎖的で、ゴールが「キャラクターを表現できるかできないか」にあるように感じます。ゲームとかはキャラクター性を誇張する必要も時にはあるんだと思いますけど、リアルタイムの芝居だと掛け合いに違和感があったらもう観客は冷めてしまいますよね。「ああ、こう言われたからじゃなくて自分がそんな感じで言いたかっただけなんだろうな…」と、冒頭に戻るわけです。

 

実は今回の記事を書こうと思ったのは久々の対面レッスンを受けたからではなく、ふと「サッカーの面白さはワンツーにある」というエリアの騎士のセリフを思い出したからです。日本の宝と言われるスター選手が「どんなゴールが一番好きか?」と聞かれた時に、個人技ではなく仲間とパスを回して獲るゴールが一番好きだと答えるんですね。自分にとっての芝居もそうだなあとしみじみ思い出しました。

自分がどんなにいい声出して自分のプランを再現するかではなくて、相手が自分を見てかけて、自分も相手を見てかけて、そうやって同じ時間を過ごせた時が一番気持ちよかったなって思う。なんだかんだで芝居を始めてそこそこ時間が経ったけど、記憶に残っている芝居は共通してそんな感触があったなと。

 

キャラクターの土台作りの為に、人格が形成された環境、過ごしてきた時間、育まれた関係性、(場合によっては)性格が変わるほどの出来事など、予め向き合っていくべきものはたくさんあるけれど…そこからはゲームのセーブデータをロードするのに似てるのかなと思いました。ちゃんとロードできてればそこからは役として生きていける訳で。圧倒的にセーブデータが足りて無いから自分の手数になってしまう。変態執事としての気持ちじゃなくて御狐神双熾としての気持ちを考えられる人でいないといけない。その為には凛々蝶が自分に何を齎してくれたのか、その前まで彼はどんな気持ちで生きてきたのか、そう生きざるを得ないのはなぜだったのか。その喋り方は始めどのように備わったのか。読めば読むほど暗い気持ちへ向かいますが、そこで始めて相手の存在が自分にとってどのくらい衝撃だったのかも分かると思うのです。つい部屋一面に写真を貼り付けてしまうくらいの気持ちがね…。

なぜ妖狐×僕SSの話になったのかは分かりませんが、キャラクターは人間同様に様々なものに囲まれて生きてきているはず。そしてこれからも。シナリオ通りに進むにはそう生きる為の理由を読み取らないといけないし、自分もまた相手の理由の一つにならないといけない。

 

またそういう芝居と巡り会えるように精進します。

 

あー体に悪いもの食べたい