パン屋さんで朝食が食べたい

 

とうとう夏が終わってしまいましたね

夏は体調を崩すので不得手ですが…

何かの節目のように感じてしまって

終わる頃になると

何も変われなかったと振り返るのです

 

蒸し暑い日々の中にも少し秋を感じる日が出てきた。夏は四季の中でも最も終わる終わる詐欺を仕掛けてくるやつである。エンターテイナー、構ってちゃん、メンヘラ、そんなような言葉が思い浮かんだりもするがそんなことはどうでもいい。終わるなら終わる、続くなら続くと言って欲しい。まあどの道あまり外に出ることはないので勝手にしろとも言いたくなるが、それでも様子が気になってはしまうあたり、自分も大概に、対話をしてああでもないこうでもないと言い合えるような相手を探しているのかもしれない。何を言っているのかは自分でもよく分からない。

 

確かに、夏の終わりはまるで日没のような雰囲気だったりと節目を感じる。四季を一日に例えるならば春は朝、夏は昼、秋は夕、冬は夜と言ってもそれなりにしっくり来るような気もする。例えてみてよかった。その例えで言うとやはり夏から秋は日没や日暮れという言葉が適している。大人になってからは夕方夜からこそ外食や飲み会といった楽しみが増えるが、少年時代を思うと日暮れは1日の終わりという空気感が流れていたような気がする。今日は学校でこんなことがあった、誰かと楽しく遊んだ、喧嘩をした、テストでいい点が取れた、取れなかった、体育の授業でプールが終わってしまう、帰り道には蝉の死骸を多く見かける、灼熱だったガードレールも少し温くなった、そういうことを振り返りながら家でゆっくりする。そういった時代もあったなと思う。

 

この人の漫画は本作しか読んだことがないけど、使われる言葉からは不思議と人間の奥ゆかしさを感じることが多い。何が素晴らしくてどのくらい心が動いて、とかはうまく言えないが、無性に惹きつけられる魅力がある。

妖狐×SS、漫画UPで少しずつ読み返してます。