好きな○○の答え方

昔から好きな○○という質問にうまく答えることができない。

好きな色、食べ物、季節、外国、音楽、スポーツ、芸能人、異性の仕草など…聞かれた時は適当に答えるのだが、その日の内に「いやでもあっちも好きだなあ…自分は結局何が一番好きなんだろう」と思うことが結構ある。問に明確な答えが出ずもやもやしていたものの、前提というか、答える側にも聞く側にも言葉が足りないのではないかと思うようになった。

例えば好きな色を青と答えるとする。恐らく空や海の色を好んだり、何となくしっくりきたりするのだろう。ただ仮に自分の歯が青くなったらどうだろうか。この例えがまともかはさておき喜ぶ人は多くないと思う。つまり「青色が好き」ではなく「青色が好き。ただし例外を除く」というのが正解な気がする。もしくは聞き手が「携帯は何色を買うのが好き?」などと状況を絞って聞くのが親切ではないだろうか。非常に細かい奴と思われるかもしれないが、気になってしまうものは仕方ないということで話を続けたいと思う。

ちなみに自分語りで恐縮だが、自分はほぼ全部の色がそれなりに好きだ。強いて言えば緑はそんなに好きではないくらい。けれど森林に行った時に視界を埋め尽くす緑は大好きだし、聞き手もそんなに深い意味で聞いてきている訳ではないだろうが「一番を答えるのは難しいし、答えがないものもあるし、すぐ変わる場合もあるけど…」と面倒な前置きをすることを許して欲しい。

今の話を踏まえ、好きな○○という質問に軽く答えておこうと思う。

好きな色…可愛い色(例:パステルカラー全般)

好きな食べ物…男子が好きそうな食べ物(例:ラーメン、カレー、肉)

好きな季節…暑すぎず寒すぎない季節(例:春、秋)

好きな外国…近くて日本語が通じて治安がいい国(例:なし)

好きな音楽…自分に響く歌とかっこいい演奏(例:神はサイコロを振らないさユり

好きなスポーツ…やってて楽しいもの(例:球技全般)

好きな芸能人…自分にとって魅力的でYouTubeで見ている人(例:佐藤健さん、二宮和也さん)

好きな異性の仕草…好きな異性がやる仕草全部(例:生命活動)

質問に答えられていない部分も少なくないが、自分からすれば実に納得のいく答えだ。単純にラーメンが好きと言うよりも子供舌ということや、仕草よりも推しに対して限界オタクになってしまう姿が伝わる方が何となく自分を知って貰える気もする。

 

「好きな色って何色?」

「可愛い色…パステルカラー全般かな」

 

聞く側の気持ちを考えると答えになっていないと不快にさせてしまうかもしれないが、何かを選ぶと何かを選べないような気もして自分の中でモヤっとしてしまうこともある。本当に時と場合によるし、特徴が違えば魅力も当然違うし、何に魅力を感じるかも気分に大きく左右される。大体のものはそこそこ好きだし一つを選ぶのは本当に難しいということを声を大にして伝えたい。誰に。