あなただけ

最近の出来事を語る上で外せないのが神はサイコロを振らないのアルバム発売です。

客観的に見ても非常に楽曲のバランスに優れていて、POPS、ロック、バラード、愛と哀、静と動、明と暗といった一人の人間が持つ表裏性のようなものを感じられる珠玉の作品だと思います。誰が聞いても1曲は好みの曲が見つかるはず。見つかって欲しい。

今回はその中でも「あなただけ」という曲に触れたいと思います。

 

この曲は「愛しい嘘〜優しい闇〜」というドラマの劇中歌であり、見てないので分かりませんがメディアやYouTubeのコメント欄を見る限りかなり作品に寄り添っているものらしいです。ただドラマの内容を知らなくとも曲には世界観を想像させるだけの余地が残っていて、Lyric Videoを見た時はすっかり感情移入してしまって泣いてしまいました。

始めは一枚のジオラマ写真がアップに映し出され、一人の人形の後ろ姿からゆっくりとカメラが引いていく形で全貌が露わになっていきます。結果的に空中に浮かんでいる花束を見上げているだけのシンプルな構図なのに、故にそれが色々なものに見えたりもするんですよね。

自分は浮かんでいる花束が「心の最深部にある、好きだった人との時間そのもの」に見えました。それが地面を離れて浮いていることで、二度と地に足をつけて育まれることはないし枯れることもない。永遠に手が届くこともないし消えることもない。花束が美しいほどに切なさや儚さを感じました。

ただ写真を見るだけではここまで色々と想像することは無かったかもしれません。絵の動き、時間の流れ、曲の進行が噛み合って感動が何倍にも膨れ上がるような素敵な作品だと思います。聴く時は是非Lyric Videoを見ながら静かな場所で聴いて欲しいですね。

 

友達がSwitchの新作ゲームに関わるということでついにSwitchを買いました。取り敢えずポケモンアルセウスをやってクリアしたんですけど、他のゲームを買おうという気は今のところ起きないですね。時間的な問題もありますけど最近はピアノの弾き語りにハマりつつあるので時間があったらそっちの方に集中してしまいます。カラオケよりピアノで歌った方が無理に声を張り上げることもないし、演奏から作り上げることで情緒を大事にしやすいのでうまくいくととても気持ちいいです。いつでも歌えるわけではないけれど…その内スタジオを借りて動画を撮ってみようかなと思います。もちろん今練習しているのは「あなただけ」です。

 

今日はこのくらいで。