ハト、カモ、テヌ

自然に触れたいと思い、とある庭園に行ってきた。

 

そういえば最近は天気が崩れ気味でしたね。行った時はまだ寒波が来る前だったのがもう恋しい。

日向ぼっこをしながら30分くらいぼけーっとしていた。自然の多い場所ですれ違う人は何故かみんな優しい人のように感じる。老夫婦、親子、若い女性の二人組、カメラを持つ女性、一人でずんずん歩いていく若い男性、普段だったらすれ違った人を覚えていることはまずない。けれど普段は移動中に次の予定のことを考えたり、立ち止まってもスマホを弄ったり音楽に集中したりしているからその分の余裕が生まれるのかもしれない。

カラスの声や羽ばたきに驚き一斉に飛び立つハト、カモ、テヌ。怖い。

 

人を愛せる角度を探す、というのはあるなあと思う。

極端かつ抽象的だけれど、孤独や寂しさというのは期待の裏返しでもあると考える。

距離が近くなると期待をしてしまう。もっとこうしてくれるんじゃないか、こう返してくれるんじゃないか…そして期待すると、いつかどこかで勝手に裏切られたような気持ちになってしまうこともある。そうならない為には他人に期待しないのが一番だが、それが虚しさに繋がっていることも重々承知だ。

だから、ちょうどいい距離があるんだと思う。難しいね。